机の上に小さな箱を置いてみてください。 何でもいいのです。靴の空き箱でも、100円ショップの木箱でも。
これがあなたの「手放し箱」になります。
使い方はとてもシンプルです。
心配ごとや、手放したいけど手放せない執着を、紙に書きます。 「○○の結果が心配」「○○を失うのが怖い」「○○をコントロールしたい」 何でも構いません。
そしてその紙を、箱に入れる。 「この心配を、大いなる流れに預けます」と、心の中で唱えながら。
たったこれだけです。
でも、やってみると不思議なことが起こります。
紙に書いた瞬間、心配が「自分の中」から「自分の外」に移動します。 箱に入れた瞬間、それは「自分が背負うもの」から「預けたもの」に変わります。
ヨーガ哲学では「イーシュワラ・プラニダーナ(委ねる)」を三番目の原則としています。 自分の意志、計画、コントロールを「完全に下に置くこと」。
手放し箱は、この古代の智慧を日常に取り入れる最も手軽な方法です。
毎日ひとつ書いて入れる。 一週間後、箱を開けてみてください。
驚くことに、半分以上の心配は自然に解決しています。 しかも、あなたが想像していたよりも良い形で。
それが「委ねる」ということの実感です。