「手放す」という言葉に、あなたはどんな印象を持ちますか?
多くの人は「何かを失う」「我慢する」「諦める」というイメージを抱きます。でも、古代インドの聖典ヨーガ・スートラは、まったく逆のことを教えています。
パタンジャリは「アパリグラハ(非所有)が確立されたとき、過去・現在・未来の生の意味が明らかになる」と書きました。つまり、掴むのをやめた瞬間に、人生の本当の意味が見えてくる。
これは日常でも起こります。
ずっと探していた鍵が、探すのをやめた瞬間に見つかる。 必死に口説いていた取引先が、力を抜いた途端に向こうから連絡してくる。 手放した途端に、もっと良いものが入ってくる。
なぜでしょうか?
掴んでいる手は、新しいものを受け取れないからです。 両手が塞がっていたら、目の前に差し出されたギフトを受け取れない。
手放すことは失うことではありません。 受け取るための空間を作ることです。
今日、何かひとつ、握りしめているものを緩めてみてください。 それは物でも、考えでも、「こうでなければ」という期待でも構いません。
手を開いた瞬間、そこに何が流れ込んでくるか。 きっと驚くはずです。